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Latest revision as of 08:04, 1 June 2025

WSLとは

WSL(Windows Subsystem for Linux)は、Microsoftが提供するWindowsの拡張機能で、Windows上でLinux環境を動かせる仕組みです。
これにより、仮想マシンやデュアルブートを使わずに、UbuntuやDebianなどのLinuxディストリビューションをWindows上で直接実行できます。

※仮想マシンとは...
・1つのOS(たとえばWindows)が動いている状態で、その中に「仮想的なパソコン(仮想マシン)」をソフトウェアで作り、その中に別のOSをインストールして動かす方法です。
・たとえば、Windowsの中で仮想マシンソフト(VirtualBoxやVMwareなど)を使い、その中でLinuxや他のWindowsを同時に動かすことができます。
・仮想マシンを使えば、元のOSと仮想マシンのOSを同時に使うことができます。

※デュアルブートとは...
・1台のパソコンに2つ以上の異なるOS(オペレーティングシステム)をインストールし、パソコンの電源を入れたときに「どちらのOSで起動するか」を選べる仕組みです。
・例えば、WindowsとLinuxを同じパソコンに入れておき、使いたい方を起動時に選択できます。
・ただし、一度に使えるのはどちらか1つのOSだけで、両方を同時に使うことはできません。


主な特徴

- WindowsとLinuxを同時に利用可能で、開発者向けに便利なツール。
- Linuxのコマンドラインツールやアプリをそのまま動かせる。
- Microsoft Storeから複数のLinuxディストリビューションをインストール可能。


バージョンの違い

- WSL1:LinuxのシステムコールをWindows用に変換して実行。軽量だが一部互換性に制限あり。
- WSL2:Hyper-V仮想化技術で本物のLinuxカーネルを動かすため、より高い互換性とパフォーマンスを実現。


利用シーン

開発環境構築やLinuxコマンドの利用、Web開発などに広く使われています。

まとめ

簡単に言うと、WSLは「Windowsの上で手軽にLinuxを使える機能」です。


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インストール可能なディストリビューションの一覧は、コマンドプロンプトで
wsl --list --online と入力することで確認できます。

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