CryptPad: Difference between revisions
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1.エンドツーエンド暗号化 | 1.エンドツーエンド暗号化 | ||
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*暗号化キーはドキュメントリンクに埋め込まれており、リンクを共有することでアクセスが可能になります。ただし、このリンクが復号キーとして機能するため、慎重な管理が必要です。 | *暗号化キーはドキュメントリンクに埋め込まれており、リンクを共有することでアクセスが可能になります。ただし、このリンクが復号キーとして機能するため、慎重な管理が必要です。 | ||
2.豊富なアプリケーションスイート | 2.豊富なアプリケーションスイート | ||
CryptPadは以下のツールを提供し、リアルタイムでの共同作業を可能にします。 | CryptPadは以下のツールを提供し、リアルタイムでの共同作業を可能にします。 | ||
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*投票フォーム | *投票フォーム | ||
3.プライバシー重視の設計 | 3.プライバシー重視の設計 | ||
*ユーザー名とパスワードから派生した暗号化キーに基づいてアカウントが保護されており、パスワードはサーバーに保存されません。 | *ユーザー名とパスワードから派生した暗号化キーに基づいてアカウントが保護されており、パスワードはサーバーに保存されません。 | ||
*サーバー管理者でもユーザーの文書内容やアクティビティログにアクセスできない「ゼロ知識設計」が採用されています。 | *サーバー管理者でもユーザーの文書内容やアクティビティログにアクセスできない「ゼロ知識設計」が採用されています。 | ||
4.オープンソースとセルフホスティング | 4.オープンソースとセルフホスティング | ||
*ソースコードはGitHub上で公開されており、誰でもセキュリティ監査やカスタマイズが可能です。 | *ソースコードはGitHub上で公開されており、誰でもセキュリティ監査やカスタマイズが可能です。 | ||
*自己ホスティングにも対応しており、データ主権やセキュリティ要件に応じた柔軟な運用ができます | *自己ホスティングにも対応しており、データ主権やセキュリティ要件に応じた柔軟な運用ができます | ||
==利点と制限== | ==利点と制限== | ||
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*プライバシーとセキュリティへの高い配慮 | *プライバシーとセキュリティへの高い配慮 | ||
*無料プランから利用可能で、中小企業や個人ユーザーにも適したコスト効率 | *無料プランから利用可能で、中小企業や個人ユーザーにも適したコスト効率 | ||
*標準的なオフィスフォーマットとの互換性があり、既存のワークフローへの統合も容易 | *標準的なオフィスフォーマットとの互換性があり、既存のワークフローへの統合も容易 | ||
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*ドキュメントリンクを共有した場合、そのリンクを持つ人にはアクセスが許可されるため、アクセス権の取り消しにはドキュメントのコピー作成が必要。 | *ドキュメントリンクを共有した場合、そのリンクを持つ人にはアクセスが許可されるため、アクセス権の取り消しにはドキュメントのコピー作成が必要。 | ||
*一部のツール(例:リッチテキストエディター)の機能やUIは他の一般的なツールよりも洗練されていない場合があります。 | *一部のツール(例:リッチテキストエディター)の機能やUIは他の一般的なツールよりも洗練されていない場合があります。 |
Latest revision as of 00:07, 11 March 2025
CryptPadとは
CryptPadは、エンドツーエンド暗号化を採用したオープンソースのコラボレーションプラットフォームで、文書編集、スプレッドシート、プレゼンテーション、カレンダーなどの多機能なオフィススイートを提供します。従来のクラウドサービスに代わるプライバシー重視の選択肢として開発され、ユーザーのデータを安全に保つことを目的としています。
主な特徴
1.エンドツーエンド暗号化
- データはユーザーのデバイスで暗号化されてからサーバーに送信されるため、サービス管理者を含む第三者がアクセスできません。
- 暗号化キーはドキュメントリンクに埋め込まれており、リンクを共有することでアクセスが可能になります。ただし、このリンクが復号キーとして機能するため、慎重な管理が必要です。
2.豊富なアプリケーションスイート
CryptPadは以下のツールを提供し、リアルタイムでの共同作業を可能にします。
- リッチテキストエディター
- スプレッドシート
- プレゼンテーション
- カンバンボード(プロジェクト管理)
- コード/Markdownエディター
- ホワイトボード
- 投票フォーム
3.プライバシー重視の設計
- ユーザー名とパスワードから派生した暗号化キーに基づいてアカウントが保護されており、パスワードはサーバーに保存されません。
- サーバー管理者でもユーザーの文書内容やアクティビティログにアクセスできない「ゼロ知識設計」が採用されています。
4.オープンソースとセルフホスティング
- ソースコードはGitHub上で公開されており、誰でもセキュリティ監査やカスタマイズが可能です。
- 自己ホスティングにも対応しており、データ主権やセキュリティ要件に応じた柔軟な運用ができます
利点と制限
利点
- プライバシーとセキュリティへの高い配慮
- 無料プランから利用可能で、中小企業や個人ユーザーにも適したコスト効率
- 標準的なオフィスフォーマットとの互換性があり、既存のワークフローへの統合も容易
制限
- ドキュメントリンクを共有した場合、そのリンクを持つ人にはアクセスが許可されるため、アクセス権の取り消しにはドキュメントのコピー作成が必要。
- 一部のツール(例:リッチテキストエディター)の機能やUIは他の一般的なツールよりも洗練されていない場合があります。
利用方法と推奨事項
CryptPadはブラウザベースで動作し、追加ソフトウェアなしで利用可能です。安全性を高めるためには以下を推奨します。
- 強力なパスワードの使用。
- 信頼できるサーバーインスタンスへの接続。
- VPNやTorなどを併用して匿名性を向上させる。
まとめ
CryptPadは、高度なセキュリティとプライバシー保護を提供する次世代型のコラボレーションツールです。特に機密情報を扱う個人や組織に適しており、オープンソースならではの柔軟性も備えています。一方で、安全なリンク管理や一部機能の制限に注意しながら利用する必要があります。