WSL

From Mintarc Forge
Revision as of 07:51, 1 June 2025 by Makoto (talk | contribs)

WSLとは

WSL(Windows Subsystem for Linux)は、Microsoftが提供するWindowsの拡張機能で、Windows上でLinux環境を動かせる仕組みです。これにより、仮想マシンやデュアルブートを使わずに、UbuntuやDebianなどのLinuxディストリビューションをWindows上で直接実行できます。
デュアルブートとは...
1台のパソコンに2つ以上の異なるOS(オペレーティングシステム)をインストールし、パソコンの電源を入れたときに「どちらのOSで起動するか」を選べる仕組みです。

例えば、WindowsとLinuxを同じパソコンに入れておき、使いたい方を起動時に選択できます。

ただし、一度に使えるのはどちらか1つのOSだけで、両方を同時に使うことはできません

主な特徴

- WindowsとLinuxを同時に利用可能で、開発者向けに便利なツール。
- Linuxのコマンドラインツールやアプリをそのまま動かせる。
- Microsoft Storeから複数のLinuxディストリビューションをインストール可能。

バージョンの違い

- WSL1:LinuxのシステムコールをWindows用に変換して実行。軽量だが一部互換性に制限あり。
- WSL2:Hyper-V仮想化技術で本物のLinuxカーネルを動かすため、より高い互換性とパフォーマンスを実現。

利用シーン

- 開発環境構築やLinuxコマンドの利用、Web開発などに広く使われています。

まとめ

簡単に言うと、WSLは「Windowsの上で手軽にLinuxを使える機能」です。


---

インストール可能なディストリビューションの一覧は、コマンドプロンプトで
wsl --list --online と入力することで確認できます。

---