OpenEbual JA

From Mintarc Forge

OpenNebulaの概要

OpenNebulaは、オープンソースのクラウド管理ツールで、仮想化技術を活用して物理マシン上に複数の仮想マシンを構築・管理することができます。最初のパブリックリリースは2008年3月で、コミュニティベースで開発が進められています。

特徴

シンプルでフレキシブル: OpenNebulaはシンプルで柔軟な設計が特徴で、必要な機能をアドオンで追加することが可能です。

仮想化技術の対応: Xen、KVM、VMwareなどの仮想化技術に対応しており、Amazon EC2やOGF OCCIなどのクラウドAPIもサポートしています。

Webインターフェース: SunstoneというWebアプリケーションを通じて、ブラウザからクラウドを管理できます。管理者はadminビューでフルコントロールが可能です。

権限管理: UNIXライクなユーザー管理機能があり、ユーザーはグループに所属し、リソースの使用を制御できます。

クォータとアカウンティング: ユーザー単位でのリソース使用量を管理し、クォータ設定も可能です。

利用例と利点

自宅内プライベートクラウド: 個人が自宅で簡単にプライベートクラウドを構築できるため、VM管理が容易です。

企業向け: 標準に準拠した仮想化されたエンタープライズデータセンターを提供し、データセンターの運用を自動化・整理するための管理レイヤを提供します。

開発とリリース

OpenNebulaは継続的に更新され、新しいバージョンではVMwareやKVMとの統合強化、EC2 Query APIの強化などが行われています。また、リリース名には恒例として星雲名にちなんだ名称が付けられています